万葉集

みなさん、おはようございます。

 

今日は万葉集の中で秋の七草のひとつ「なでしこ」を詠んだ歌を取り上げて見ます。

 

我が背子が 宿のなでしこ 日並べて 雨は降れども 色も変わらず

                    大原真人今城(おおはらのまひといまき)

【意味】

あなた様の庭のなでしこが何日も雨が続いていますが、色も変わらず綺麗に咲き続けていますね。

 

野辺に咲く可憐な花「なでしこ」ですが、奈良時代では庭に咲いていて、愛でていたことがうかがえる歌です。

 

作者の大原真人今城は奈良時代の皇族・貴族・歌人です。敏達天皇の後裔で、初めは今城王となっていましたが、臣籍降下して大原真人姓となった人です。

 

今日はこの辺りで。失礼します。

 

 

 

秋の短歌

みなさん、おはようございます。

 

今までは俳句を多く取り上げて来ましたが、今日は短歌を取り上げてみたいと思います。

 

和歌、短歌はそれぞれ、五・七・五・七・七の三十一文字から構成されていて、明治時代以降の作られたのを「短歌」と読んでいます。

 

金色の ちひさき鳥の かたちして 銀杏ちるなり 夕日の岡に

                           与謝野晶子

 

代表的な歌人与謝野晶子の短歌です。

 

【 意味 】

黄色に色づいたイチョウの葉が、まるで金色の小鳥のような形をして散っています。秋の夕日に照らされている丘の上で。

 

短歌でよく用いられる倒置法です。倒置法は叙述の順序を入れ替えることによって、言葉の強弱・アクセントの効果を引き出す手法です。倒置法のメリットとして、結句に余韻を持たせる効果があり、また、結句の言葉を強調する効果があります。あるいは、すぐに種明かしをしないで、最後まで読み手に興味を持ってもらえるようにするための効果があります。

 

この短歌も、金色のちひさき鳥のかたちして夕日の岡に銀杏散るなり とすると情景はわかりますが、余韻はないように感じ、普通の歌という感じがします。

 

今日は短歌を取り上げてみました。では。

 

 

万歳三唱

みなさん、おはようございます。

 

昨日、衆議院が解散されて、いよいよ選挙戦になりました。

 

自民党公明党の与党が政権を維持できるか注目が集まります。

 

私が個人的に印象に残るのが、小泉政権下のいわゆる「郵政解散」です。郵政民営化是か非かのみが争点で、自民党が圧勝した選挙でした。

 

今回は「追い込まれ解散」とでもいうのでしょうか。

 

解散する時にいつも不思議に思うのが、議長が「衆議院を解散する」と宣言した直後に、万歳三唱をすることです。

 

解散=失職なのにどうして?嬉しいものなの?と思ってしまいます。

 

明治時代からの慣習で、第11回帝国議会の際に始まったようです。

 

「景気づけ」「やけっぱち」「内閣への降伏の意」「天皇陛下への万歳」など諸説ありますが、はっきりとした理由はわかりません。

 

そう言えば、私たち長野県民も何かあると閉めに万歳三唱をします。理由はよくはわかりませんが。

 

今日はこの辺りで。では。

 

 

鉄道の日

 

 



みなさん、おはようございます。

 

今日、10月14日は「鉄道の日」です。

 

明治5年(1872年)新橋駅(旧汐留貨物駅)と横浜駅(現桜木町駅)間で日本で初めて鉄道が開業した日です。

 

大正10年に鉄道開業50周年を記念して、初代鉄道博物館が開館したのを記念して、翌年大正11年(1921年)に10月14日を鉄道記念日と制定しました。

 

以来親しまれていましたが、1994年に当時の運輸省が「鉄道記念日のままではJRグループ色は強い」と提案して、いまの鉄道の日となりました。

 

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今現在よく利用しているJR飯田線を走る313系3000番台。

 

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同じく飯田線にも入線してJR東日本211系。

 

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子供の頃から幾度となく通勤通学で利用した名鉄名古屋本線を走る3000系。

もっとも自分は7000系、6000系、5500系、5700系がほとんどでした。

 

今日はこの辺りで。では。

 

今週のお題「お風呂での過ごし方」

今週のお題「お風呂での過ごし方」

 

みなさん、おはようございます。

 

今日は今週のお題に初めて挑戦します。

 

昔から『烏の行水』タイプの人間ですので、お風呂ルーティンは特にはありません。

 

お風呂に入って、洗髪して体を洗って、最後湯船に1~2分浸かって、出る。という感じです。15分くらいで済んでしまいます。温泉に行くと長風呂になってしまいます。

最初に湯船に浸かっている時に、1日の反省や仕事などの段取りを考えています。

まぁ、これが唯一のお風呂での過ごし方かなと思います。

 

こだわりの入浴剤は、そんなにこだわっていませんが、バブのゆずの香りを使っています。確かに温浴効果が抜群で、寒い時季は必ず入れています。

 

今日はこの辺りで。では。

 

 

 

 

 

季語 運動会(3)

みなさん、おはようございます。

 

今日も引き続き「運動会」の俳句を取り上げたいと思います。

 

運動会のろのろ颱風海にあり   百合山羽公

 

颱風はたいふうと読み、台風のことです。秋の運動会シーズンは、台風シーズンと重なり、天候に開催が左右されやすいです。日本本土は秋晴れの運動会日和だが、それは速度が遅い近海にある台風のおかげであるといった意味合いがある句だと思います。

 

もうひとつ百合山羽公さんの句を紹介します。

 

運動会甲賀も伊賀も花火鳴る

 

今日はこの辺りで。では。

 

 

季語 運動会(2)

みなさん、おはようございます。

 

今日も昨日に引き続き、運動会を取り上げます。

 

四等を喜ぶ末子運動会    稲畑汀子

 

何とも可愛らしい俳句ですね。末子は末っ子のことです。

 

はじめてのかけっこ(徒競走)で四等になったが、一生懸命に走ったことの嬉しさか、あるいは仲の良いお友達より先にゴールした嬉しさなのか。いろいろと想像できます。

 

昨今は優劣を付けると教育上よくないことから等数をつけないそうです。

 

今日はこの辺りで。では。