飯田蛇笏 名句十選

おはようございます。

 

昨日は飯田蛇笏が亡くなった日蛇笏忌でした。

 

蛇笏忌の俳句をいくつかご紹介しましたが、今日はその飯田蛇笏の名句を選んで取り上げたいと思います。

 

谷梅にまとふ月光うすみどり    (春)

桃咲いて風の日輪たかかりき    (〃)

打水のころがる玉をみて通る    (夏)

深山の月夜にあへる蝉しぐれ    (〃)

ゆかた着のこころにおもふ供養かな (〃)

雨の日も茎並みそろう曼珠沙華   (秋)

山僧に遅き月日や鶏頭花      (〃)

山びこに耳かたむくる案山子かな  (〃)

冬の空こころのとげをかくし得ず  (冬)

短日の時計の午後のふりこかな   (〃)

 

今日は飯田蛇笏の俳句を取り上げてみました。では。