俳句

季語 運動会(3)

みなさん、おはようございます。 今日も引き続き「運動会」の俳句を取り上げたいと思います。 運動会のろのろ颱風海にあり 百合山羽公 颱風はたいふうと読み、台風のことです。秋の運動会シーズンは、台風シーズンと重なり、天候に開催が左右されやすいです…

季語 運動会(2)

みなさん、おはようございます。 今日も昨日に引き続き、運動会を取り上げます。 四等を喜ぶ末子運動会 稲畑汀子 何とも可愛らしい俳句ですね。末子は末っ子のことです。 はじめてのかけっこ(徒競走)で四等になったが、一生懸命に走ったことの嬉しさか、あ…

季語 運動会

みなさん、おはようございます。 今日、10月10日は1964年(昭和39年)に最初の東京オリンピックの開会式があった日です。 コロナ禍での開催となった東京オリンピック2020も無観客ではありましたが、多くの感動を与えてくれました。 そこで、今…

季語 木の実(2)

みなさん、おはようございます。 今日取り上げます季語は一昨日取り上げた「木の実」を再び取り上げます。 オランダ坂石の継ぎ目の木の実かな 宮津昭彦「濱」所収 オランダ坂は長崎市東山手の旧居留地時代につくられた石畳の坂道、石段で異国情緒漂う長崎市…

季語 寒露

おはようございます。 今日は二十四節気のひとつ(17番目)である寒露です。 寒露とは現在広まっている定気法では太陽黄経が195度のときをいいます。 天文学ではその瞬間を指しますが、暦では霜降までの間をいいます。 では、太陽黄経とは何でしょうか…

季語 木の実

みなさん、おはようございます。 今日取り上げます季語は「木の実」です。 木の実は“きのみ”とも言います。その名前の通り、木になる実のことですが、一般的には果樹を除いた団栗・樫・椎・栃などの実の総称です。これらの実が秋になると熟して自然に地上に…

季語 藪からし

みなさん、おはようございます。 今日取り上げます季語は「藪からし」です。 藪からしはブドウ科の蔓性多年草で、初秋になると丸い実ができて、それが熟すと黒くなります。この草が生い茂ると藪も樹木も枯れてしまうことからこの名前がつきました。 藪からし…

季語 鰯雲

おはようございます。 今日は季語「鰯雲」を取り上げたいと思います。 秋によく見られるようになる鰯雲は巻積雲のことをいう言葉です。 小さな雲片が集まって、この広がりは小さいことが多いが、一端が水平線まで延びていることもあったり、また、空一面に広…

飯田蛇笏 名句十選

おはようございます。 昨日は飯田蛇笏が亡くなった日蛇笏忌でした。 蛇笏忌の俳句をいくつかご紹介しましたが、今日はその飯田蛇笏の名句を選んで取り上げたいと思います。 谷梅にまとふ月光うすみどり (春) 桃咲いて風の日輪たかかりき (〃) 打水のころ…

季語 蛇笏忌

みなさん、おはようございます。 今日取り上げます季語は「蛇笏忌」です。 今日10月3日は、大正から昭和にかけて活躍した俳人飯田蛇笏が亡くなった日、蛇笏忌です。 飯田蛇笏は明治18年4月26日に、現在の山梨県笛吹市境川町小黒坂の旧家(苗字帯刀を…

季語 馬肥ゆる

おはようございます。 このブログ最初に取り上げます季語は「馬肥ゆる」です。 私的には秋を代表する季語のひとつではないかと思いますので、取り上げてみました。 寒帯や温帯に生息する鳥獣たちは秋になると皮下脂肪が増えて太るのが一般的です。 晴朗な秋…